甘味が特徴の甘えびを使用したお煎餅は「甘えびまるごと焼」や「海煎献上焼」に入っています。今回はその甘えびを使ったおせんべいがどのように出来上がるのか紹介します。
甘えびのお煎餅を作る手順
甘えびを一つ一つ丁寧に洗浄
洗浄機で甘えびのよごれや異物を取り、きれいなピンク色になりました。洗浄後の甘えびは、さらに職人さんの目と手でひとつずつ異物が残っていないかを確かめます。
おせんべいの生地づくり
この幅1m大のかくはん機で、塩、砂糖、調味料とでんぷんを混ぜてお煎餅のベースとなる生地を作ります。お煎餅の種類によって調味料の量や混ぜる時間をうまく調整するのがポイントです。
手作業で甘えびを乗せていく
かくはんで完成させた生地を定量を鉄板に落とす機械を使って鉄板の上に並べます。焼き上げの際におせんべいどうしがくっつかないよう、生地を1回に1列ずつ均等に落としていきます。落とした生地の真ん中には甘えびを1つ1つ手作業で丁寧に乗せていきます。
挟み焼きから乾燥へ
甘えびが乗せられた生地は、このまま焼き釜の中に運ばれ、約160度の鉄板で3分間上下から挟み焼きにします。焼き上がり平らになった甘えびのお煎餅はこの時点ではまだ水分が残っているのでサクサクではありません。この後、さっと油に通し完全に水分をとばし、さらに、おせんべいのサクッとした食感に仕上げるための乾燥に入ります。
乾燥を終えた甘えびのお煎餅
乾燥を終えたばかりの甘えびのおせんべいが出てきました。この後、職人さんの目と舌で色や形、味、食感をチェックし、さらには、手で割れやサイズ不良、異物のチェックを行います。最後に、金属探知機で目に見えない小さな異物がないかチェックを行います。
甘えびのお煎餅ができあがり
チェックを終え、甘えびのお煎餅が完成しました。今回紹介したのは写真奥の「海鮮献上焼」に入っているお煎餅で、写真手前は「甘えびまるごと焼」になります。甘えびを使ったおせんべいはシンプルなほど良い塩加減でえびの旨味と風味が存分に味わえるお煎餅です。お茶のお供にいかがでしょうか(^^)
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